28年度のお便り

新入学生

拝啓

 風が春から初夏の香りを運んでくるのを感じる季節。お健やかにお暮しのことと存じます。

 この度は、入学助成金をいただき、ありがとうございます。

私は4月5日に国際医療福祉大学に無事合格し入学しました。大学生活では、勉強に大変さを感じながらも、友達もでき毎日充実した生活を送っています。大学4年間、日々コツコツと努力していき、将来は立派な作業療法士になりたいと思います。本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。   敬具

作業療法士志望 Iさん

在学生

 

はじめに

 早いもので大学に入学して4回目の春を迎えようとしています。昨年度はサークル活動、ボランティア活動、アルバイト、学業(ソーシャルワーク実習)など多くのことに挑戦することができました。1年間の現状報告として以下にまとめさせていただきます。

 

 

1サークル活動について

 3年生ということもあり講義との兼ね合いが難しくなってきましたが、その中でも最大限活動に参加しました。

 合唱サークルではなかなか活動に参加できませんでしたが、新たな後輩を迎え奮闘する中心学年のサークル員をサポートしながらうみかぜ祭(大学祭)でステージ発表をさせていただきました。発表後「このサークルに入りたいので受験頑張ります!」と声をかけてくれた受験生もおり、自分たちなりの良い演奏ができたのではないかと感じました。

 休日行われている県立こども医療センター内のプレイルームで12歳以下のきょうだい児預かりをするボランティアサークルでの活動には積極的に参加しました。一昨年度代表としてサークル員130人をまとめながら活動をしていましたが、新代表を支える立場としてサポートに回りながら通常の活動に参加しました。大学祭では学内にプレイルームをつくり、こどもの遊び場、保護者の休憩室として利用していただくことができました。

 

2ボランティア活動について

 大学1年の時から参加している大学主催のボランティアに3年になっても参加することができました。発達障害をもつ小中学生と4日間、学内プログラムや遠足などを行うことでお子さんの余暇支援、保護者のレスパイトケアになるというボランティア内容となっており、毎年異なる学びを得ることができています。

 また大学2年の時から参加している地域ケアプラザの余暇支援のボランティアにも引き続き参加することができました。軽度の発達障害、知的障害をもつ中学生と週1回定期的にプログラムの中で関わり、子供たちの成長を近くでたくさん見つけることができました。

 ゼミナールの先輩の紹介で精神障害者の日中活動支援を行っている地域活動支援センターで利用者の方と共に作業にも参加させていただきました。今まで精神障害者の方と関わるボランティアには参加したことがなかったため、自分自身を見つめなおすことが出来た体験になりました。

 

3アルバイトについて

 大学2年の6月から大学付近になる認定こども園でアルバイトをはじめましたが継続しています。基本的に講義が終わってからの平日はおもちゃの消毒やおむつ交換、こどもの活動の見守りがアルバイト内容となっていましたが、長期休業の際には1日勤務をさせていただき、食事介助や寝かしつけなど保育士の補助的な役割を担わせていただくことができました。このアルバイトでは保育士が乳児や保護者、関係機関とどのようにかかわっているのか、保護者と乳児との関係性なども近くで見ることができます。また乳児であってもできることはたくさんあるのだという事もアルバイトをしていく中で気づかさせました。このことはこどもだけでなく高齢者や障害者、一人ひとり誰でも共通することであると考えました。できないと決めつけることはその人の成長を抑制することにつながると思います。このように継続していく中で多くの学びを得ております。

 

4学業について

 私の所属する社会福祉学科には社会福祉について学ぶ一般コースと社会福祉をベースに介護福祉について学ぶ介護コース、そして精神保健福祉について学ぶ精神コースがあります。私は入学当初から希望していた精神保健福祉士専攻に合格したため精神コースでの講義、演習が始まり将来に向けて本格的に専門分野を学ぶようになった1年になりました。

 ゼミナールでは障害者の差別を解消していくためにはどうすれば良いのかというテーマでゼミ生と共同研究を行っています。これからは同時並行して卒業論文や国家試験対策なども行っていく予定なので昨年以上に頑張っていきたいと思います。

 そして昨年度、最も努力したといっても過言でないものはソーシャルワーク実習であると思います。3年になってすぐに実習先についての事前学習をはじめ、数か月かけて実習計画を作成し、事前訪問後に追加学習をして実習に臨みました。私の実習先は総合リハビリテーションを行っている病院の敷地内になる障害者支援施設で、利用者が社会復帰できるように支援していく社会リハビリテーションを行っていました。利用者は脳血管障害や脊髄損傷に伴う肢体不自由の方が多く、一か月間様々な機能訓練のプログラムで利用者と関わっていく中で中途障害の辛さについて改めて考えさせられました。また利用者Oさんの訓練に約2週間付き添わせていただくだけでなく、面接を行わせていただきながら支援計画を作成することができ、大学の中にいるだけではわからなかったことも学ぶことができました。最初で最後のソーシャルワーク実習でありましたが、訓練時だけでなく、カンファレンスや休憩時間などからも現場で働くソーシャルワーカーはどのような専門性や役割があるのかについて深く学ぶことができ、将来に向けて大きな一歩になる実習にすることが出来たと思います。

 

おわりに

 昨年度は大学に入学して3年目という事もあり、サークル活動やボランティア活動よりも学業や実習に費やす時間が増えたとともに、将来に向けた学びを深めることが出来た一年になりました。

 今年度はいよいよ精神保健福祉士の地域と医療機関での実習、就職活動、卒業論文、社会福祉士と精神保健福祉士の国家試験と私の人生において大切な一年になっていきます。この一年は昨年度以上に学びを深め、夢の実現に向けて精進していきます。今後ともよろしくお願い致します。

精神保健福祉士志望 Iさん(4年生)

 

 

拝啓 春暖の候、フミヱ記念援助会の皆様におかれましてはますますのご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃よりご支援を頂き、謹んで御礼申し上げます。

 早いもので、私も4年次となりました。4月からは、すぐに2か月間の総合臨床実習があるために、現在はその準備をしている所であります。この総合実習は、今までの机上の学習から3年後期で行った評価学実習での学びを統合し、治療へと繋げていく応用力が必要となります。

 前回の評価学実習では、初めての精神科病院での実習で、目に見えないものを扱う難しさを感じました。患者さんとの適切な距離感が分からず、「関わり方」において非常に苦労し、多くの学びを得ることが出来ました。また、患者さんとだけではなく、指導者の方との報告・連絡・相談が一層大切だと気付くことが出来ました。多くの学びや反省の中で、実習とは自分自身と向き合うことが出来る良い機会だと感じました。この貴重な学びを糧にし、次回の実習へと繋げていきたいと思います。何より健康に気をつけ、挨拶・感謝・笑顔を忘れずに前向きに取り組んでいきたいと思います

 大学4年目という道を乗り越えることが出来たのはフミヱ記念援助会の皆様、家族や学校の先生や仲間など、多くの方の援助があったからです。支えて下さる方々への感謝の気持ちを忘れず、学業により一層励んでいきたいと思います。

 フミヱ記念援助会の皆様に重ねて感謝いたします。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。敬具

看護師志望 Yさん(4年生)

 

 

神奈川県立保健福祉大学に入学してから2年が経ち、3年生になりました。3年生からは精神保健福祉士コースを選択し、一般コースよりも講義やレポート課題が多くなってきました。提出に間に合うように、アルバイトの時間を減らすなどして頑張っています。

また夏の長期休業には実習があります。実習先はすでに決まっていて、その施設・機関について調べ、そこでしか学べないことを約1か月で吸収したいと考えています。どのような人と関わることができるのか、という楽しみや、利用者さんに対して職員さんはどのような接し方をしているのかを実際の現場でいることができる嬉しさがあります。しかし、その反面、その場所にいる人の迷惑にならないか、自然なコミュニケーションがとれるかどうか、とう不安も大きいです。その分野に関しての知識、理解が足りないのではないか、自分が今までボランティアで学んできたことがそこで通用するのか、そもそも発揮できるかどうかも不安です。一人の大人として振舞えるよう、長期休暇までにある程度の知識を身に付け、理解を深めることで準備を進めていきたいと思います。

 最近では今までたくさんの活動に参加してきたからか、友達と良好な人間関係を築けていると感じます。以前は人間関係について悩むこともありましたが、困ったときには話を聞いてもらったり、逆に話を聞いたりすることもあります。このタイミングで何を言うことで相手を元気付けることができるのか、ということを考えながら話をすることができるようになった、と感じます。その度に自分自身の成長を感じ、もっと頑張ろうと思うことが多いです。

 昨年の12月から子供が好きだからという理由で一時保護所のアルバイトを始め、月4回ほどシフトに入っているのですが、想像していた一時保護所とはかなり違うことや、そこでのルールがあまにりも多いこと、そこでの子どもとの距離感など、出勤のたびに戸惑い、迷います。心が折れてしまいそうになっても、一度始めたことは1年続けたいというこだわりがあるので、もう少し続けて、ここではいいことも悪いことも吸収したいです。

 良いソーシャルワーカーになれるよう、これからも学びを深めて生きたいと考えています。

精神保健福祉士志望 Iさん(3年生)

 

拝啓 桜の花も散り、若葉が見られる季節となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。ちょうど2年前の入学金助成の支援の際は本当にありがとうございました。

 私のことについて少しお話しますと、無事に進級し、心身共に元気で充実した日々を過ごしています。学習面では採血の手技を学んだり、実際に2週間の実習に行き、患者さんを受け持たせてもらいました。患者さんとの関わりを通して、患者さんが何を望んでいるのか、またそれに対して私ができることは何かなど、たくさん考えて、たくさん悩みました。ですが、患者さんの明るい表情や「ありがとう」という言葉をもらう度に、こんな私でも人の役に立つことができたのだと、とても嬉しかったです。それ以外にも、同じ実習メンバーの体験したことや考え方を多く聞くことができ、とても興味深く、有意義な実習を終えることができました。今は看護師になる日が待ち遠しいです。これから更に勉強も難しくなり、実習も多くあり少し不安ですが、看護師という夢を諦めずに、同じ看護学科の仲間と支え合いながら頑張っていこうと思います。

 皆様がお元気で過ごされることを願っています。 敬具

看護師志望 Oさん(3年生)

 

謹啓 花冷えの候、皆様には風邪など召されずお過ごしでしょうか。改めて入学を援助して頂きましてありがとうございました。お返事が遅れていまい申し訳ございません。

 現在、3年生となり実習に向けて事前学習や就職に向けて病院選び、そして国家試験合格に向けての準備を進めています。新1年生を見ていると、2年前の自分と重なり懐かしく感じます。この2年間はあっという間に過ぎていった感じがするのですが、3年生になってみると、これから待ち受ける困難や壁がたくさんあるので時間がゆっくり感じるのではないかと思いました。でもどんなときでも諦めずに前を向いて頑張っていかなくてはいけないと思っています。振り返ってみるとここまでくるのにたくさんの方の支えがあり、そのおかげでやってこれました。感謝の気持ちを忘れずにこれからも看護師になるために努力していきたいと思います。

 花冷えの季節、体調を崩されませんよう、くれぐれもご自愛くださいませ。  敬具

看護師志望 Hさん(3年生)

 

 

 この度はフミヱ記念援助会助成金制度に採用して頂き心より御礼申し上げます。

 採用決定の旨を頂戴するにあたり母も大変喜び、感謝の意を示しております。

  支給されました助成金は学費に回させて頂き、そのためのアルバイトを減らした分、よりいっそう学業に励みたいと思います。また、看護学生として様々な経験を自分の中に培い、将来に対する糧にしたいと考えております。

 フミヱ記念援助会の皆様からの貴重な寄付を決して無駄にすることなく、さらなる看護の発展に携わる一員となれるよう日々邁進していく所存です。

看護師志望 Hさん(3年生)

拝啓

 桜の季節もいつしかすぎ、葉桜の季節となりましtが、いかがお過ごしでしょうか。

 昨年は奨学金をいただきありがとうございました。おかげさまで一年間勉学に励むことができました。現在は2年次に上がり、毎日課題やレポートに追われていますが、充実した日々を過ごさせていただいております。

 また、国家試験に向けての対策も既に始まっており、1年次での内容が深く問われるため、復習も併せて行っています。さらに実習でも、医療の専門的な内容に入っていくため、不安ではありますが、看護師になるという目標のため、日々、責任感をもって勉学に励みたいと思っております。

 春光うららかな好季節、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 敬具

看護師志望 Yさん(2年生)

卒業生

 先日は卒業をお祝いして頂き、ありがとございました。ゆったりとしたお時間の中で、美味しいお食事を頂きながら、社会に出る私たちに応援や励ましのお言葉をかけて下さり、とても勇気づけられ、患者様、利用者様のこれからの人生をより良いものにできるよう、理学療法士として励んでいこうと改めて思わさせていただきました。また、同時に実社会に対する姿勢、厳しさなども教えて頂き、大変学びを得た会でもありました。心より感謝申し上げます。

 現況報告書ですが、ようやく厚生労働省の方から登録済証明書が送付されました。提出期限間際の提出になってしまったこと、心よりお詫び申し上げます。

 また、近況をご報告します。今後ともよろしくお願い致します。

平成28年卒 理学療法士 I君

 

 

 四月も終わりに近づき、自分が入職して2年目になったのだとようやく実感しております。後輩に教えたりする日もあり、去年の自分が懐かしく、少しですが成長できたと感じています。あっという間に1年が経ってしまい、まだまだ未熟な私が後輩に教えて良いのか不安になってしまいますが、教えながら私自身もとても勉強になっている日々です。

 去年の私は、業務や勉強に必死で余裕は全くありませんでしたが、今年は周囲をみながら動ける余裕を持てるように、周囲に気を配れるように努力していきたいと思います。

 今年度もよろしくお願いいたします。

平成27年卒 看護師 Iさん

 働き始めて1年がたちました。あっという間の1年間でした。仕事に慣れてきたので今年は勉強に力を入れたいと思い、勉強会等に積極的に参加しようと考えています。

 体調には気を付けて無理をせずに取り組んでいきたいです。

平成27年卒 理学療法士(Aさん)

保護者

 この度は入学助成金大変ありがとうございます。

 家族みんなでサポートし、将来立派な作業療法士になってくれると信じております。本当にありがとうございました。

Iさん 母